更年期障害について 更年期障害の治療方法は?

更年期障害の治療方法は?

監修:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
茨城県地域産科婦人科学講座 教授
 寺内 公一 先生

更年期障害の治療方法は?

主に以下のような治療方法があります。

  • ホルモン補充療法(HRT:Hormone Replacement Therapy) 欠乏したエストロゲンを飲み薬や貼り薬・塗り薬として体内に補充する治療法です。体内のエストロゲン量を維持することによって、更年期におけるさまざまな症状を軽減します。

  • 漢方療法漢方療法は、頭痛やイライラ感など原因の特定が難しい症状の改善を目的とした治療法です。漢方薬の処方については自己判断ではなく、医師と相談するようにしてください。

  • 抗うつ剤・抗不安薬うつや不安などの精神的な症状が強い場合には、抗うつ薬や抗不安薬などが用いられることがあります。

ホルモン補充療法とはどのような治療方法?

経口薬と経皮薬

HRTは原則として、エストロゲンと黄体ホルモンの2種の薬を組み合わせて行います。エストロゲンには経口薬(飲み薬)や経皮薬(貼り薬・塗り薬)があります。

経口薬(飲み薬)

経口薬は服用後、胃腸を通って吸収され、肝臓で代謝されて全身に到達します。

経皮薬(貼り薬、塗り薬)

経皮薬は成分が皮膚から吸収され、肝臓で代謝を受けずに直接血管に運ばれ全身に到達します。貼り薬と塗り薬があります。

投与方法

HRTは年齢や症状、月経の有無、子宮の有無、閉経後の年数など、状況に応じて投与方法が変わります。医師と相談しながらあなたの状態に適した方法を見つけていきましょう。

  • エストロゲン 単独療法 子宮を摘出している方にエストロゲンだけを投与して治療する方法です。 エストロゲンには、経口薬や経皮薬があり、それぞれ特徴があります。

  • エストロゲン+黄体ホルモン 併用療法 子宮がある方には、エストロゲンに加えて子宮体がんを予防する目的で黄体ホルモンが併用されます(エストロゲンと黄体ホルモンとの配合剤もあります)。

投与方法には、周期的に投与する方法と持続的に投与する方法があります。

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