⼦宮内膜症について 子宮内膜症ってどんな病気?

子宮内膜症ってどんな病気?

監修:京都府立医科大学大学院医学研究科
女性生涯医科学 教授
 森 泰輔 先生

子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮以外の場所(*)にできる病気です。
子宮内膜が子宮以外の場所で増殖することで生理痛などの月経困難症や下腹の奥の方の痛み、性交痛・排便痛などをもたらし、不妊の原因になったり、がん発症のリスクを高めます。
症状は子宮内膜症の起こる場所や癒着の程度、症状の進行度によってさまざまです。まれに自覚症状がなく、不妊検査などでみつかることもあります。

  1. とくに卵巣、子宮と直腸の間(ダグラス窩)、腹膜、子宮周囲の靭帯に多く見られます。子宮頸管、腟、卵管、大腸、小腸、虫垂、尿管、膀胱、皮膚、胸膜などさまざまな場所にできる場合もあります。

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