中期経営計画 中期経営計画

   

テーマ

「Fujiらしくをあたらしく」する行動指針
即今・当処・自己
(今、ここで、自分がやる)
今やらずにいつやりますか?
ここでやらずにどこでやりますか?
あなたがやらずに誰がやりますか?

中期経営計画では、「Fujiらしくをあたらしく」をテーマに掲げ、当社の強みである領域を強化しつつ、積極的に新しい領域へと参入し、その先の5年間でさらに拡大できるようパイプラインを充実させながら、並行して新たな時代に即したマーケティング方法なども考えていく方針です。

   

中期経営計画(2020/9期~2024/9期)の位置付け

今回新たに策定しました中期経営計画は、2030年ビジョンに定める「当社の10年後のありたい姿」を実現するための前半5年と位置づけ戦略を具体化したものです。

中期経営計画(2020/9期~2024/9期)の位置付け    

基本方針

中期経営計画の成長シナリオとして、女性医療領域、バイオシミラー事業、海外事業、造影剤事業を定め、その実現のための9つの戦略を定めました。

成長戦略 戦略 10年後の「あり姿」(2029/9期)
カテゴリー
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モダリティ
①女性医療
  • 女性医療領域No.1の医療プラットフォームと認知されている
  • ホルモン製剤を中心とする新薬を続々と市場に送り出している
  • 医薬品に限らず、周辺領域でも女性のwell-being向上に貢献している
  • デジタル化を進め、効率的・効果的な価値提供が行えている
②注射製剤
  • 造影剤領域での新事業モデルに基づき順調に事業運営が為されている
  • グローバルに競争優位な注射剤製造ラインの構築
③ホルモン製剤
  • 多品種・大量供給体制が構築できている
  • 女性ホルモンから、男性ホルモン・抗がん剤等、幅広い製品を製造・販売している
④次世代技術
  • 難易度の高い製品を開発・製造する技術を有している
⑤バイオシミラー
  • バイオシミラー国内No.1になっている
  • Alvotech等との連携を通じて複数の製品を上市している
エリア ⑥アジア
  • アジアのCMOとしてOLICが着実に成長している
  • 製販化したOLICを軸に、中国・ASEANで製販展開している
⑦北米
  • Fuji Pharma USAが505(b)(2)製品を上市している
人財 ⑧次世代経営陣・
グローバルリーダー育成
  • ダイバーシティに富んだ執行役員布陣となっている
  • 育成プロジェクトが成功裏に運営されている
  • 役職員の語学力が向上している
サステナビリティ ⑨サステナビリティ
  • 「世界一幸せな会社と社会貢献の一体化」が実現している

女性医療

女性医療用新薬を中心とした新製品の上市に加えて、医薬品以外の周辺領域のサービスでも女性のwell-being向上に貢献します。また、デジタル化を進め効率的・効果的な価値提供を実現し、女性医療領域No.1を目指します。

女性医療

バイオシミラー

長期的にバイオシミラー国内No.1となることを目指して、中期経営計画においてはAlvotech等との連携を通じた製品ポートフォリオの拡充を進め、事業推進・販売体制を構築します。また、高付加価値化製剤の開発を推進します。

バイオシミラー

海外

グループ会社のOLICを軸に、アジアでのCMO事業の成長と女性医療用新薬FSN-013を中心とした製造販売事業の展開に挑戦します。また、505(b)(2)製品を足掛かりに、新たに北米エリアでの事業を展開します。

海外

※505(b)(2)製品:米国での医薬品の申請区分で、既に承認された医薬品の内容変更を目的としたもの。新薬とジェネリックの中間的位置付け

造影剤

市場シェア№1であり当社の主力事業の一つである造影剤事業の持続性を高め、今後も安定して造影剤を医療現場に供給継続できるよう、中期経営計画では持続可能な造影剤新事業モデルの構築に挑戦します。

造影剤

人財

当社は創業以来、経営理念である「富士製薬工業の成長はわたしたちの成長に比例する」の根底にある「人が一番」「人が大切」という思いを大事に社員の育成に努めてまいりました。中期経営計画ではダイバーシティ、次世代経営陣育成、グローバル人材育成の3つをテーマとして、当社の将来を担う社員の育成に更に力を入れてまいります。

人財

サステナビリティ

全社を挙げてサステナビリティ活動を実践し、当社が掲げる「世界一幸せな会社と社会貢献の一体化」が実現している状態を目指します。

サステナビリティ

※7つの中核主題:①組織統治、②人権、③労働慣行、④環境、⑤公正な事業慣行、 ⑥消費者課題、⑦コミュニティへの参画及びコミュニティの発展

   

業績目標

中期経営計画の最終年度である2024年9月期は売上高500億円、営業利益50億円、自己資本利益率(ROE)8.0%の達成を目指します。

業績目標
業績目標    

株主還元方針

当社は、株主の皆さまへの安定的な配当を維持し、更に向上させることを経営上の重要課題と考えており、利益配分の決定に当っては、当期純利益の状況を踏まえ、今後の業績動向並び将来の事業展開に備えた内部保留などを総合的に勘案して行うことにしております。
また、配当と並ぶ株主還元方法である自己株式の取得については、当社の業績動向及び財務状況を踏まえて検討してまいりますが、当面は成長戦略の遂行にともなう戦略投資に資金を充当することを考えております。

株主還元方針
  • ・2018年7月1日付けで普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。そのため、 2018年9月期中間配当以前は、当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり配当金を算出しております。
  • ・2020/9の配当性向は期初計画値となります。
中期経営計画説明資料