緊急避妊について
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Q&A
監修:一般社団法人日本家族計画協会
家族計画研究センター 所長
北村 邦夫 先生
Q. どこで緊急避妊薬は手に入りますか?
緊急避妊薬を必要とする女性が、医療機関を受診し基本的には医師の前で服用します。
院外処方を採用している場合には、受診後に処方箋を発行してもらい、調剤薬局で受け取ります(この場合もその場で服用することが望ましいです)。

Q. 緊急避妊が必要なのはどんなときですか?
- 性犯罪の被害に遭ってしまったとき(警察に届けることで、公費負担の制度を利用することができます)。
- 避妊が確実にできなかったとき(避妊をしていない/コンドームが破れた、外れた、腟内に残っている/経口避妊薬の飲み忘れ/子宮内避妊具の抜去前7日以内に性交があったなど)。

Q. 副作用はありますか?
不正出血、吐き気、腹痛、頭痛、倦怠感などの症状がみられることがありますが、一時的です。まったくないこともあります。一時的な使用で女性の体に影響を及ぼすものではありません。むしろ使用をためらって妊娠することがあれば、そちらのほうがはるかに女性の体に与える負担が大きいものです。

Q. 吐いてしまった場合は?
服用後2時間以内に吐いたときは再度服用してください。
Q. 授乳中の服用はできますか?
できます。ただ服用後24時間授乳を控えてください。次の妊娠までしばらく間を空けていいと考えている場合、銅付加子宮内避妊具での緊急避妊も選択肢です。

Q. 服用後の再度の避妊に失敗した場合は?
服用から12時間経過した場合は、再度緊急避妊を行う必要があります。緊急避妊を繰り返すことで体に悪影響はありませんが、あくまで緊急であることをお忘れなく。
Q. 服用後どれくらいで出血が起こりますか?
1日も早く結果を知りたいところですが、出血(避妊できたこと)は21日くらいまでの間に起こることが一般的です。

Q. レボノルゲストレル錠以外の緊急避妊薬はありますか?
現在我が国で認められているのはレボノルゲストレルを成分とした緊急避妊薬だけです。他の薬を使用し、トラブルが起こっても国の副作用救済制度が利用できず、不利益を被ることがあります。また、個人輸入したものは有効性や安全性は担保されていませんので、お勧めできません。