マテリアリティマップ・特定プロセス マテリアリティマップ・特定プロセス

マテリアリティの特定

すべての役職員が、富士製薬工業の社会的な役割を認識し、社会課題の解決と企業価値の向上に積極的に取り組み、経営理念である「優れた医薬品を通じて、人々の健やかな生活に貢献する」「富士製薬工業の成長は、わたしたちの成長に正比例する」を着実に実践するために、持続的な成長と中長期的な企業価値向上の実現に向けてビジネスモデルを持続させる上で対処すべき重要課題であるマテリアリティを特定しました。

マテリアリティの特定

特定プロセス

Step 1
課題設定
マテリアリティの特定においては、中期経営計画「Fujiらしくをあたらしく」の策定プロジェクトを通じて、経営理念および2030年ビジョンを意識して、中期経営計画の戦略の1つとして設定したサステナビリティ戦略をスタート地点と位置づけました。
Step 2
課題絞り込み
サステナビリティ戦略において取りまとめたサステナビリティ課題について、サステナビリティ委員会にて、国際規格やガイドライン(ISO26000、SDGs、SASBスタンダードのヘルスケア産業のマテリアリティ・マップ)などを考察し、18の課題として整理しました。
  1. ISO26000:ISO(国際標準化機構)の組織の社会的責任に関する国際規格 ※SDGs:国連で採択された2030年までの17の持続可能な開発目標
  2. SASBスタンダード:サステナビリティ会計基準審議会。サステナビリティの開示基準を業種別に策定・公開している米国の非営利団体。2021年6月にIIRCと統合し、Value Reporting Foundation(VRF)を設立。
Step 3
重要度設定
18の課題について、サステナビリティ委員会を通じて、当社のステークホルダーである従業員・機関投資家・個人投資家・取引先に対するアンケート調査を実施するとともに、当社の経営の視点で経営幹部に対する機会とリスクのヒアリングを実施しました。これらを通じて、「ステークホルダーにとっての重要度」と「当社にとっての重要度」の2つの軸で、課題の重要度を設定しました。
Step 4
議論と承認
特定したマテリアリティについて、取締役会において特定の目的およびプロセスについて報告し、意見を聴取しました。
今後
マテリアリティを通じて、ステークホルダーとの対話を積極的に行い、ステークホルダーと当社が考える課題の重要性について意見を交換してまいります。ステークホルダーが認識している一方で当社に見えていない課題、逆に当社が強く意識している一方でステークホルダーとの共有ができていない課題についての積極的な対話を通じて、富士製薬工業の社会課題の解決へのさらなる貢献と企業価値のさらなる向上につなげてまいりたいと考えています。

マテリアリティ・マップ

マテリアリティ・マップ