7つの中核主題に対する取り組み 7つの中核主題に対する取り組み

4.環境

経営理念のもと、社員がより活躍できる機会や場を創り続けることを、経営陣や管理職の重要な仕事と位置づけています。人財育成、女性の活躍推進、健康経営への取り組みを推進し、安全や衛生に配慮した職場環境の醸成に努めます。

気候変動とエネルギー

当社は、省エネルギー法、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、PRTR法及び自治体との協定(自主管理基準)による環境負荷物質の排出基準を遵守しております。また、当社が定める「コンプライアンス行動規範」において、環境に対する基本的な心構えとして「地球環境が悪化していることを意識し、社員一人ひとりが環境負荷の削減・低減に向けての取り組みをしっかり考え、実践すること」を掲げ、開発の段階から環境負荷の削減に向けて何をすべきかを考えて取り組んでおります。また、各部門の代表から成る環境委員会を設置し、電気、ガス等のエネルギー使用量のモニタリング、および、削減のための施策の策定や、最もエネルギーを消費する富山工場を中心に各支店や営業所を含んだ全社員への省エネ活動への啓発・推進を行っております。

環境方針

富士製薬工業は、「優れた医薬品を通じて、人々の健やかな生活に貢献する」、「富士製薬工業の成長は、わたしたちの成長に正比例する」という経営理念を実践するなかで、人類の生存基盤である地球環境をよりよい形で次の世代に引き継いで行くことを重要な経営課題とし、環境に配慮した事業活動に継続的に取り組み、持続可能な社会の実現を目指します。

  1. 環境への配慮:当社は、研究・開発・調達・生産・物流・営業などすべての事業活動において、省資源化、廃棄物の削減、環境負荷物質の排出抑制など、環境に配慮した活動を継続します。
  2. コンプライアンス:環境関連法令・協定および地域や業界の行動規範などを遵守します。
  3. 環境マネジメントシステムの構築:環境マネジメントシステムを構築し、システムが適切かつ妥当であるよう確実に維持するために定期的に見直しをします。また、適切な運用体制を構築し、目標と活動計画を定め、定期的にモニタリングを行い、積極的な情報開示を行い、ステークホルダーへの説明責任を果たします。
  4. 環境リスク低減:次の事項に取り組みます。
    (1) エネルギー、資源の効率的利用
    (2) 排出物の発生抑制、適正処理及びリサイクルの推進
    (3) 大気汚染および水質汚濁物質の排出量の削減
  5. 社員教育:人々の健やかな生活に貢献する製薬企業として地球環境・地域社会への影響に常に配慮した取り組みを推進するため、環境の保全・保護に関する社員の教育・啓発活動を継続的に実施します。
  6. 地域貢献:地域社会とのコミュニケーションの向上に努め、地域の環境保全・保護活動に積極的に取り組みます。
気候変動対応

当社は気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言へ賛同しております。詳細はこちらの「TCFDへの賛同」のページをご確認ください。

環境保全・廃棄物抑制

富山の研究開発センターでは、理化学機器のリユースを推進しています。分析機器などの買い替え時に、古い機器をリユースすることで廃棄物の抑制に取り組み、環境の保全・保護に貢献しています。

EHSマネジメントシステム

富山工場、研究開発センターにおいて、環境(Environment)と健康(Health)、安全(Safety)を一体的に管理・運営するため、EHSマネジメントシステムを構築し、環境、労働安全衛生管理体制を整備の一環として、富山工場、富山研究開発センター、富山配送センターにおいて、環境マネジメントシステムの国際規格である「ISO14001」と労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格である「ISO45001」の認証を取得いたしました。

地球環境への負荷を最小限にすることを重要な経営課題とし、統一された環境目標、マネジメントシステムのもと、環境に配慮した事業活動に継続的に取り組んでいきます。今後も、環境保全、労働安全衛生への取り組みの強化を続け、社会課題の解決へ貢献してまいります。

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