7つの中核主題に対する取り組み 7つの中核主題に対する取り組み

5.公正な事業慣行

薬機法をはじめとする関連法規を遵守するとともに、人間として、社会人としての良識をもって誠実に行動し、法令にもとづく公正な企業活動を行います。
※ 「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の略称

コンプライアンス・法令遵守

贈収賄・腐敗行為の防止

当社は、高い倫理観をもって行動し、国内外を問わず、贈収賄・腐敗禁止に関係するすべての法令(日本における不正競争防止法、米国海外腐敗行為防止法、英国贈収賄防止法などを含むが、これに限られない。)を遵守し、同法令違反となるいかなる行為も行いません。

知的財産

自社の知的財産権のみならず、第三者の知的財産権を侵害することのないよう、社内教育を行い管理・監督を徹底します。職務発明規程のもと、知的財産権の重要性を認識し、研究・開発の成果の権利化に努めます。

臨床試験に関して

臨床試験を行うにあたってGCP省令、臨床研究法等の法令の遵守を徹底します。
※医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令

動物実験に関して

医薬品の研究・開発において動物を用いた実験を行うときは動物の使用を必要最低限にとどめるとともに、できるだけ苦痛を与えることがないよう努め、動物実験委員会が適切に管理を行います。

サプライチェーンマネジメント

サプライチェーンにおける社会的責任

企業が社会的責任を果たすため、自社の事業活動のみならず、当社の調達行動が、環境・社会に与える影響を認識し、適切な調達活動の実践を通じて、CSR 調達を推進するため、「調達方針」を定めております。
また、重要なパートナーであるサプライヤーとの信頼関係を構築し協働するため、「調達ガイドライン」の元、サプライチェーンマネジメントを強化するとともに、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

調達方針

富士製薬工業は、「優れた医薬品を通じて、人々の健やかな生活に貢献する」、「富士製薬工業の成長は、わたしたちの成長に正比例する」という経営理念を実践するなかで、自らの事業活動のみならず、当社の調達行動が、環境・社会に与える影響を認識し、適切な調達活動の実践を通じて、CSR調達を推進します。

  1. コンプライアンス遵守:関連法令、省令、社会規範および社内規程等を遵守し、高い倫理観をもって調達活動を推進します。
  2. 公正・公平:取引先との共存共栄を念頭に公正・公平に取引先を選定し、取引を行います。
  3. 経済合理性に基づく調達:品質、価格、安定供給及び経営の安定性等を総合的に評価し、当社にとって最善最適な調達を行います。
  4. 秘密情報の管理:業務上知り得た取引先の秘密情報を正しく管理し、取引先との信頼関係を構築します。
  5. 人権の尊重:関係する全ての人々の基本的人権を尊重します。
  6. 環境保全:環境汚染の防止、環境負荷の低減等の環境保全を意識した調達に努めます。
  7. 調達に関係する取引先全体でのCSR調達の推進:調達ガイドラインに基づき、取引先と協働し、持続可能な社会に向けての取組みを推進します。

調達ガイドライン

不公正な取引等の禁止

医療機関、競合会社、販売先及び仕入れ先との関係において、独占禁止法、不正競争防止法、景品表示法、下請法等の法令の遵守のほか、医薬品業界に特別の業界規制である、公正競争規約(医療用医薬品製造販売業公正取引協議会)、製薬協コードオブプラクティス(日本製薬工業協会)等の自主基準を遵守し、公正な企業活動を行います。
また、医療関係者・医療機関・患者団体などへの資金提供について透明性を確保し、社会に対する説明責任を果たすべく透明性ガイドライン(日本製薬工業協会)に基づいた情報公開も行います。
※私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律