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来年までに新薬販売進出まず月経困難症治療薬 MR採用を強化

後発薬メーカーの富士製薬工業は二〇〇八年九月期までに新薬販売に乗り出す。 月経困難症の治療薬を国内他社から導入する。新薬の販売経験を持つ医薬情報担当者(MR)を採用するなど営業体制を強化し、発売に向け準備を進めている。中核に位置づけるホルモン剤などの産婦人科領域を強化するため、新薬販売にも進出し同領域の製品を充実する。

発売予定の新薬はホルモン剤の一種。子宮内膜症に伴って月経の前後に腹痛や吐き気などが起きる月経困難症の治療薬として開発し、〇六年十月にノーベルファーマ(東京・中央、塩村仁社長)が厚生労働省に製造販売承認を申請しているものを導入する。ノーベルファーマ側とは販売権供与について既に基本合意している。国内での独占販売権取得を目指し詰めの交渉を進めており、近く正式契約を結びたいとしている。

発売にあわせて営業体制を補強する。今後、新薬販売経験があるMRを十名程度中途採用し、百六十名体制で営業に取り組む。先発薬は発売後も薬の効き目などの臨床データを集める必要があり、先発薬販売のノウハウを持つ経験者の採用を決めた。

同社は産婦人科領域を中心に製品をそろえており、既に産婦人科の診療所や病院など販路は開拓済みという。同社はエックス線撮影用などの造影剤と不妊治療薬などの産婦人科領域の治療薬を中心に開発している。特に産婦人科領域では、後発薬に加え他社から長期収載品四品目の販売を継承しており、製品数は全体の四割にあたる約六十品目まで増やしている。

長期収載品目の販売継承は今後も進める方針で、五品目目の契約に向け先発品メーカーと話し合いを続けている。新薬投入など産婦人科領域の強化で〇六年九月期に百十二億円だった売上げを一〇年九月期に六十五%増の百八十五億円まで伸ばす目標だ。

日経産業新聞2007年7月23日掲載

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