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富士製薬 ホルモン剤 生産倍増

後発医薬品大手の富士製薬工業は、富山県に20億円投じて新工場を建設し、不妊治療や更年期障害などの治療に使うホルモン剤の生産能力を2倍に引き上げる。
女性の社会進出などで潜在患者数が伸びており、今後需要が伸びると判断した。ホルモン剤生産は厳しいGMP(医薬品生産・品質管理基準)が求められており、同社は日米欧各国の基準をすべて満たす生産設備を導入し、他のメーカーからも生産受託する。

新工場は既存の富山工場(富山市)の敷地内に4月に着工する計画。延べ床面積は3,795平方メートル。11月に完成し、設備の導入や試験を経て2000年5月に稼働させる。2000年9月期に注射剤年1,600万本だった生産能力は2倍になる。建設費は全額自己資金で負担する。
新工場では、主に他の後発医薬品会社が手を出しにくい産婦人科用の注射剤生産に特化する。既存工場の注射剤製造設備は、放射線科用の造影剤の生産増強に振り向ける。同社は一時、軟こうや錠剤生産の拡大を試みたが生産コストが高く、タイのメーカーなどに生産委託した。
得意の注射剤に絞りコスト削減を進める方針だ。 富士製薬の売上高は7割がホルモン剤などの注射剤。2001年9月期には研究開発費を前期比5割増の4億3,000万円を投じ産婦人科用の製品を開発、同分野での競争力を強化する。

日本経済新聞 2001年2月7日掲載

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